JSDateライブラリの基本的な使い方

JSDateはJavaScriptの日付操作を簡単にするライブラリです。特にエポック変換やタイムゾーン管理に強みがあります。

インストール方法

まずはプロジェクトにJSDateを追加します：

npm install jsdate

またはCDNで直接読み込むことも可能です：

<script src="https://cdn.jsdelivr.net/npm/jsdate"></script>

初期設定

JSDateを使い始める前に、基本的な設定を行います：

import JsDate from 'jsdate'

// デフォルトタイムゾーンを東京に設定
JsDate.setDefaultTimezone('Asia/Tokyo')

エポック変換の基本

UNIXタイムスタンプ（エポック秒）から日付オブジェクトを作成：

const date = JsDate.fromEpoch(1627801200)

日付オブジェクトからエポック秒に変換：

const timestamp = date.toEpoch()

ミリ秒精度が必要な場合：

date.toEpoch(true)  // ミリ秒単位で返す

タイムゾーン操作

ユーザーのタイムゾーンに合わせて表示を変更：

// ニューヨーク時間で表示
date.setTimezone('America/New_York')

元のオブジェクトを保持したまま別タイムゾーンで操作：

const londonTime = date.clone().setTimezone('Europe/London')

日付フォーマット

標準的なフォーマットで表示：

date.format('YYYY-MM-DD HH:mm:ss')

カスタムフォーマットも可能：

date.format('MM/DD/YYYY')  // "07/31/2021"のような形式

日付計算と比較

2つの日付の範囲チェック：

date.isBetween(startDate, endDate)

営業日を追加：

date.addBusinessDays(5)  // 5営業日を追加

よくある使い方の例

1. 日本時間で現在時刻を取得：

const now = JsDate.now().setTimezone('Asia/Tokyo')

2. 異なるタイムゾーンでのミーティング時間表示：

const meetingTime = JsDate.fromEpoch(1627801200)
  .setTimezone('America/Los_Angeles')
  .format('h:mm A')

3. ユーザーのローカル時間に合わせた表示：

const userLocalTime = date.setTimezone(JsDate.guessUserTimezone())

JSDateを使うと、複雑な日付操作も簡単に行えます。特に国際化対応が必要なアプリケーション開発で威力を発揮します。